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【命がけ】間違えたら即アウト!?江戸時代の敬語が「恐ろしすぎる」理由

  • 執筆者の写真: ゴーディー
    ゴーディー
  • 7月3日
  • 読了時間: 4分

現代を生きる私たちは、ビジネスシーンで「『お求めやすい』は誤用かな?」「『させていただく』が多すぎるかな?」などと敬語の使い方に頭を悩ませることがよくあります。しかし、歴史をさかのぼると、私たちの悩みなんてあまりに平和なものだと思い知らされます。江戸時代の敬語は、文字通り「間違えたら命が飛ぶ」恐ろしい世界だったのです。今回は、知れば知るほどゾッとする、江戸時代の敬語の「恐ろしさ」と「超格差社会のルール」について解説します。



1. 敬語を間違えると「命」を失う恐怖

江戸時代といえば、厳しい身分制度である「士農工商」があった時代です。この身分差は、言葉遣いにも絶対的な壁として存在していました。当時の敬語は、単なる「マナー」や「配慮」ではありません。自分の身分を証明し、相手の絶対的な権力を認めるための「安全装置」だったのです。もしも町人が武士に対して無礼な言葉遣いをしたり、敬語を使い間違えたりしたらどうなるか。最悪の場合、その場で「切捨御免(きりすてごめん)」、つまり命を奪われても文句は言えない世界でした。現代なら「言葉足らずですみません」で済む話が、当時は「言葉を間違えたので死にます」になり得たわけですから、その恐ろしさは想像を絶します。


2. 現代と180度違う!遊女が使った「です」の真実

私たちが日常で何気なく使っている「〜です」という言葉。実はこれ、江戸時代後期には「相手を見下すための言葉」として流行していた時期があります。歴史言語学者の研究によると、もともと「です」は吉原などの遊郭で、遊女たちが使い始めた言葉(一種の業界用語)でした。当時の流行歌などでは、相手を少し小馬鹿にしたり、尊大に構えたりするニュアンスで「です」が使われていたそうです。もし私たちがタイムスリップして、当時の武士に「私は町人です」なんて言おうものなら、「何だその小生意気な態度は!」と激怒され、一刀両断にされていたかもしれません。言葉の持つ意味が現代と真逆だったという点も、タイムスリップしたら即座に命取りになる恐ろしいポイントです。


3. 身分ごとに「言語」が全く違った

江戸時代の恐ろしさは、相手の身分や職業によって使うべき言葉のバリエーションが多すぎたことにあります。現代のように「丁寧語」「尊敬語」「謙譲語」を覚えればOKというレベルではありません。武士の言葉:お武家言葉。「~でござる」「恐悦至極(きょうえつしごく)」など、厳格で威厳を保つ言葉。公家の言葉:御所言葉(おすべ言葉)。京都の宮中で使われた、極めて優雅で難解な言葉。遊女の言葉:廓詞(くるわことば)。「~でありんす」など、出身地を隠すために作られた人工的な言葉。商人の言葉:商人言葉。「おこしやす(上方)」「~でございます(江戸)」など、地域や業種で細分化。このように、階層ごとに「全く別の言語」を話していたため、自分の身分に合わない言葉を使ったり、相手の身分にふさわしくない敬語を使ったりすることは、それだけで「社会秩序を乱す反逆行為」とみなされました。


4. 挨拶をしない・世辞が言えないと「人間失格」

当時の江戸では、敬語が正しく使えるだけでなく、高度なコミュニケーション能力も強制されていました。例えば、江戸の町では「9歳までに世辞(お世辞や気の利いた一言)が言えなければ一人前ではない」とされていました。ただ「おはようございます」と言うだけではダメで、その後に「良いお天気でございますね」といった潤滑油となる言葉を添えるのが必須のマナーだったのです。これができない人間は「まともな教育を受けていない野蛮な者」として扱われ、コミュニティから徹底的に排除されました。物理的な暴力だけでなく、社会的な死もまたすぐ隣り合わせにありました。



現代の敬語なんて、全然怖くない!

江戸時代の敬語事情をまとめると、以下のようになります。敬語の失敗は、ダイレクトに「死(切捨御免)」につながるリスクがあった。現代の丁寧語「です」は、当時は人を馬鹿にする危険な言葉だった。身分やコミュニティごとに言語が違い、少しのズレも許されなかった。こうして見ると、現代のビジネス敬語で「二重敬語になっちゃった!」「『ご覧になられる』は間違いだった!」と上司や取引先に怒られるくらい、かすり傷にもなりませんよね。もし職場で敬語の使い方に緊張してしまったときは、「まあ、江戸時代じゃなきゃ首は飛ばないしな」と心の中で唱えてみてください。少しだけ、気が楽になるはずです。




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