英語が苦手だった私が、英単語を楽しめるようになった理由
- ゴーディー

- 5月1日
- 読了時間: 4分
「英語なんて、ただの苦行でしかない」
学生時代の私は、本気でそう思っていました。特に大嫌いだったのが「英単語の暗記」です。
分厚い単語帳を片手に、書けば書くほどゲシュタルト崩壊を起こすアルファベットの羅列。テストのために無理やり頭に詰め込んでは、終わった瞬間に綺麗さっぱり忘れる毎日。模試の英語の偏差値を見るたびに、ため息しか出ませんでした。
そんな「英語アレルギー」だった私が、今では新しい英単語に出会うたびに「へえ、面白い!」とワクワクしているのですから、人生わからないものです。
今回は、英語がまったくダメだった私が、なぜ英単語を楽しめるようになったのか、そのキッカケとなった3つの変化をお話しします。もし今、「単語暗記がつらすぎる」と悩んでいる方がいたら、ぜひ最後まで読んでみてください。

単語帳を捨てて「推し」や「趣味」に紐付けたから
1つ目の理由は、「試験のための暗記」をやめて、「自分の好きなこと」と一緒に覚えるようにしたことです。
ある日、好きな海外の海外アーティストのインタビュー動画を観ていました。どうしても彼らが何と言っているのかリアルタイムで知りたくて、字幕を追いながら気になった単語を調べてみたのです。
例えば、"obsessed" という単語。
単語帳で「〜に執着している、取りつかれている」と無機質に覚えようとしたときは全く頭に入りませんでした。しかし、推しが笑顔で「I'm obsessed with this game!(このゲームにめちゃくちゃハマってるんだ!)」と言っているのを見た瞬間、一発で覚えることができたのです。
「そっか、日本語の『沼る』みたいなニュアンスなんだ!」と肌感覚で理解できたとき、脳に電気が走ったような快感を覚えました。それ以来、洋画、洋楽、海外のSNSアカウントなど、自分の「好き」のアンテナに引っかかった単語だけをメモするようになりました。
「語源」を知って、単語のストーリーが見えたから
2つ目の理由は、単語の「語源(パーツ)」を知ったことです。
これまでは単語をただの文字の羅列として丸暗記していましたが、英単語には漢字の「偏(へん)」や「冠(かんむり)」のようなパーツがあることを知りました。
例えば、"inspect"(検査する) という単語があります。
"in"(中に)
"spect"(見る)
この2つが合体して「中をじっくり見る = 検査する」という意味になります。
同じ "spect"(見る) というパーツは、他にもたくさん使われています。
"respect"( re=後ろを + spect=振り返って見る = 尊敬する)
"spectacle"(見もの、壮観)
これを知ったとき、「英単語って、パズルみたいで面白い!」と感動しました。初めて見る単語でも、「このパーツが入っているから、きっとこういう意味かな?」と推理できるようになり、暗記の苦痛が「謎解き」の楽しさに変わっていったのです。
「完璧主義」を捨てて、出会いの回数を増やしたから
最後の理由は、「1回で完璧に覚えようとする執着」を捨てたことです。
以前の私は、1つの単語を10回書いて完璧に覚えようとしていました。しかし、人間の脳はすぐに忘れるようにできています。次の日に忘れていると「自分は才能がないんだ」と落ち込んでいました。
あるとき、英語ができる友人から「単語は街でたまたま見かける知り合いと同じだよ」と言われました。
1回会っただけでは顔も名前も忘れますが、通学路やコンビニで何度もすれ違う人は、自然と名前や顔を覚えますよね。
それからは、1つの単語に時間をかけるのをやめました。
「1秒見て、意味を確認して次へ行く」。その代わり、同じ単語に何度も、色々な場所で出会う工夫をしました。アプリを使ったり、本を読んだりして、「あ、この前見かけた単語だ!久しぶり!」という再会を楽しむスタンスに変えたのです。
この心の余裕が、単語学習のハードルを劇的に下げてくれました。
英単語はただの記号ではなく、世界を広げるツール
英語が苦手だった私を変えてくれたのは、特別な才能ではなく、「英単語の見方を変えたこと」でした。
単語は、テストで点数を取るための冷たい記号ではありません。誰かの感情や、言葉の歴史が詰まった、とても人間味のあるものです。
もしあなたが今、英単語の暗記に心が折れそうになっているなら、今すぐその単語帳を閉じてみてください。そして、あなたの好きな洋楽の歌詞を1行見たり、好きな海外のセレブのインスタグラムを覗いたりしてみませんか?
きっとそこには、あなただけの「面白い!」と思える言葉との出会いが待っているはずです。







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